企画展

企画展

1997年11月21日(金) 〜 1997年12月23日(火)

「光をつかむ 素材としての<光>の現れ」展

全室

  • 終了

1997年11月21日(金)~12月23日(月・祝)
10時~18時30分 木曜休館

一般500(400)円
高・大生300(200)円
小・中生100円(50)円 ※( )内は20名以上の団体料金

野外での太陽光を用いた各種ワークショップや屋外での展観も含めて、多角的に光・ライトを用いた表現が新たな展開をとげているか広く展観します。

概要

光とは視覚の資源的な条件であり、人は光あるいはその減少状態である闇とともに原始の昔から生きてきました。  
近代都市の成立のなかで、様々な人工照明が登場し、ライトは近代の空間の前提であり、その象徴ともなってきています。  

ライト・アートはテクノロジー・アートとしては古く、モホリ・ナギの「ライト・スペース・モデュレータ」など、1920年代から様々の表現がなされてきています。コピー、ビデオ、ホログラフィそして光ファイバーと、今日では、ネオンはもとよりモニターの光り、レーザービームも我々の日常に放たれ、照らすばかりか、情報の読み取りや送信に使われていることは周知のことです。  

そのような中ですでにある表現の幅が確定したかにみえた既存のライト・アートのかたわらで、近年、いわばテクノロジー・アートとしてのライト・アートではない、光を“素材”とした新しい展開がめだってきています。  

そこには単なる未来的イメージでも、懐旧のライト・アートでもない、根源的なものへの深い省察的眼差しが孕まれてきているようにおもわれます。

本展は、野外での太陽光を用いた各種ワークショップや屋外での展観も含めて、多角的に光・ライトを用いた表現が、今日の科学の最新の状況の中でいかに多様に新たな展開をとげているかを広く展観しようとするものです。

関連企画

■シンポジウム
「現代における<光>表現」
日時 1997年12月6日(土)14時~16時
会場 日精ホール(大崎ニューシティ内)
パネラー:逢坂卓郎(出品作家)・渡辺好明(出品作家)・池内了(名古屋大学教授・宇宙物理)・天野一夫(司会・O美術館学芸員)

■ワークショップ
「記号と光」
日時 1997年11月22日(土)・24日(月・祝)14時~16時
会場 O美術館館内講師:有地左右一+笹岡敬「虹の視察」

日時 1997年12月24日(月・祝)11時~14時
会場 品川区立 御殿山小学校
講師 吉田重信「光の箱」

日時 1997年12月7日(日)11時~13時・15時~17時
会場 O美術館館内
講師 松村泰三

■作家によるギャラリートーク
1997年11月23日(金)平松伸之
1997年12月13日(土)作間敏弘
1997年12月20日(土)逢坂卓郎
1997年12月21日(日)渡辺好明

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