企画展

概要

財団設立5周年記念展　Digital Sight　—デジタル表現の可能性—

われわれの環境はパソコン通信のようなネットワークやコンピュータ内の高度な仮想現実の世界などの様々の新しいメディアに取りまかれ、その中で周囲の現実世界は次第に仮構的に見え始め、むしろシミュレーション内のイメージに親和し、そちらにリアリティを感じています。 　

当館の特別展で毎年実施しておりますコンピュータ・グラフィックス等の先端技術をはじめとした映像展示は、一般美術館としては稀な企画として注目されておりますが、この館が位置する大崎付近が、わが国ハイテク産業のメッカである点から充分に意義が認められ、好評裡に開催されております。 　

本展も、このような状況を前にして、CGによるアニメーションや、インスタレーション、また他に科学的データによる映像やマルチメディア、TVゲームなどを交え、新しいデジタル的な感覚の世界を展開してくれます。これらは在来のメディアとアーティストによる伝統的な自然観照を背景とした美的表現を超えて、新鮮な表現が21世紀に向かっての新しい創造を見せてくれることでしょう。

関連企画

■シンポジウム
「電子イメージの可能性」
パネラー　開発チエ（美術批評）・寺門孝之・津田佳紀
司会　天野一夫（O美術館学芸員）
日時　1991年9月21日（土）14時～16時
場所　O美術館　展示会場

■対談　
柏木博・室井尚
日時　1991年10月5日（土）14時～16時
場所　O美術館　展示会場

協賛・協力

協賛　アップルコンピュータジャパン株式会社、ARTLAB、シャープ㈱、ソニー㈱、㈱ハイビジョン普及支援センター、㈱フジカラーサービス、富士ゼロックス㈱、ミック・ジャパン㈱、ヤマハ㈱

協力　MeMex

チラシなど

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