企画展

企画展

1988年4月29日(金) 〜 1988年5月25日(水)

アニメ進化論—日本の実験アニメの現在

全室

  • 終了

1988年4月29日(金・祝)~5月25日(水)
10時~18時30分 木曜休館

一般500(400)円
高・大生300(200)円
小・中生100円(50)円 ※( )内は20名以上の団体料金

6組の作家たちにアニメと他のメディアとの融合や差異の再認をしてもらい、アニメの閉塞感を打破しアニメというメディアの存在を揺さぶってもらうことを目的として企画しました。

概要

開館1周年記念 アニメ進化論—日本の実験アニメの現在

現在、日本のアニメ界は、全体として、自閉的な環境におかれ、そのことが現在のアニメという表現の危機を招いているとも考えられます。

O美術館では、開館一周年を記念して「アニメ進化論—日本の実験アニメの現在」を開催いたします。  

本展では、セル画アニメに限定せず、コマ取りアニメ等をも含めた広義のアニメのうちで、特にそのアニメのメディア自体の特性に自覚的に従来から取り組んできた作家に、そのアニメの閉塞感を打破するために、あえてアニメというメディアの存在を揺さぶってもらうことを目的としています。

そのため一つには音・光・ビデオ・パフォーマンスなどの様々な他のジャンルとの競演によるインターメディア的な試みや、インスタレーション的な展示等を通じて、6組の作家たちにアニメと他のメディアとの融合、もしくは差異の再認を行ってもらいます。

また、上映会では11人の代表的なアニメ作家が自選のプログラムを組むとともに、テーマ別プログラムでは、特に80年代の8ミリ作品を中心に、様々に拡大してゆくアニメーションの現状を、広く紹介いたします。このようにアニメ自体が自己の存在理由を確認するために、あえて他領域へと越境しようとすることにより、または原形的なものに立ち返ることによって、あらためてアニメの表現の豊かさの拡大と、回復を願うものです。

出品作家

展示部門
IKIF、岩井俊雄、黒坂圭太、土佐尚子、古川タク、峰岸恵一

上映会
<個人プログラム>
IKIF、相原信洋、浅野優子、伊藤高志、久里洋二、黒坂圭太、居田伊佐雄、田名網敬一、手塚治虫、古川タク、峰岸恵一

<テーマ別プログラム>
A:動くドローイング1
B:動くドローイング2
C:素材との対話
D:境界領域のアニメ1 フィルムとアニメ
E:境界領域のアニメ2 写真とアニメ
F:アニメートされた日常・実写の試み
G:アニメ的実験の系譜
H:コンピュータとアニメ

関連企画

■アニメーション・パフォーマンス“+&-”
1988年5月15日(日)15時30分、18時
演出・映像 土佐尚子/音楽:森本浩正
パフォーマンス 平岩佐和子
協力 NEC日本電気グループ、株式会社ブロダーバンドジャパン、株式会社ハモンドスズキ

■シンポジウム「アニメのメディアと表現—日本のアニメの現在と未来」
1988年5月8日(日)14時
司会 西嶋憲生
出演 松本俊夫、古川タク、岩井俊雄

■海外アニメーション参考上映
1988年4月30日(土)11時30分
1988年5月14日(土)11時30分
解説 飯村隆彦

■パフォーマンス“アニメーション紙しばい”
1988年5月1日(日)13時、15時30分
峰岸恵一

チラシなど

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