企画展

企画展

1988年11月11日(金) 〜 1988年12月7日(水)

加納光於 1977—1987「版画」<強い水—夢のパピルス>

全室

  • 終了

1988年11月11日(金)~12月7日(水)
10時~18時30分 木曜休館

一般500(400)円
高・大生300(200)円
小・中生100円(50)円 ※( )内は20名以上の団体料金

比類ない作品世界で有名な版画家、加納光於(かのう みつお)。日本版画史上の一つの到達点である1977年の<稲妻捕り>から最新作までの10年間の全版画110数点と制作ノートを初めて一堂に展示しました。

概要

その比類ない作品世界で有名な、加納光於(かのう みつお)は、現代日本の代表的な版画家として知られていますが、その制作活動は、ほとんど独学の中ではじめた版画制作にとどまらず、版画という範疇を超えて、様々な素材に取り組んできました。  

1977年、氏は、初めてのリトグラフ<稲妻捕り>を発表し、本格的な色彩の世界を展開しましたが、1980年以降には、油絵具の研究・開発まで自ら行った、油彩画の大規模な連作に挑み、反響を呼んだことはまだ記憶に新しいところです。

氏は、その後、ふたたびインタリオ、リトグラフを制作し、あらたな版画制作の展開をみせています。  

加納光於の近年の版画作品は、その変容する形態から、見る者に様々なイマジネーションを喚起させます。それはまるで宇宙の生成の場に立ち会っているかのようでさえあります。

徹底した素材の血肉化の上に成り立つ、紙・亜鉛版・絵具・水の化学変化によるそのドラマは、近年、より重層化し構造的になり、絵画が鏡面のごとき様相を呈しています。    

本展は、作者のみならず、日本版画史上の一つの到達点であろう、1977年の<稲妻捕り>から、最新作までの10年間の全版画110数点と制作ノートを、初めて一堂に展示するものです。

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