第8回「品川能楽鑑賞会」

公演

2023年10月1日(日)

きゅりあん大ホール杮落とし公演 第8回「品川能楽鑑賞会」

大ホール(8階)

  • 終了
  • 未就学児入場不可

10月1日(日) 14時開演
※開場は開演の1時間前

全席指定 S席4,000円 A席3,500円
[出演]
「翁」(塩津哲生)、半能「高砂」(長島茂)ほか

きゅりあんの弥栄、区民の健康と安寧を願って、喜多流がえりすぐりの演目で竣工をお祝いします。

  • ※当日券は8階大ホールで13時より販売します
    ※WEB受付は前日までになります
チラシpdf ※画像をクリックするとチラシのPDFがダウンロードできます。

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演目解説

「翁」(おきな)

能は神様に捧げるものですが、中でも特に神聖なものとされている特別な能が「翁」です。

「翁」はどのカテゴリーにも属さない別格の一曲で、物語を題材にした能とは違い、天下泰平(てんかたいへい)、国土安寧(こくどあんねい)を願う神聖な儀式です。

「翁」が『能にして能にあらず』と言われるのは、新年など祝事に限って上演されることに加え、終始一貫して”祈り”が主題となっているからです。能の原点となった祈りが凝縮されている「翁」は、当時の人々にとって鑑賞する芸能ではなく無事に日々を過ごすための祈祷だったのです。

そして「翁」で使われる能面、その名も翁(おきな)。
能面では珍しい笑顔の面で、深いしわが刻まれた老人が目もと口もとに笑みをたたえていています。他の能面がいろいろな演目に使われるのに対して、翁の面は演目「翁」でしか使われない特別なものです。

上演日には<翁飾り>と称して、鏡の間に簡単な祭壇を設け、面を収めた面箱を飾り、神酒、洗米、塩を供えます。出演者全員が神酒を飲み、米を噛み、塩で身を清め、火打石で切火を受けてから舞台に出ます。
そして神事に奉仕する心で勤める出演者と、神事に参加する心の観客とが一体となって神聖な空間を共にするのです。

(約65分)※慣例で上演中の入退場はできません。 

半能「高砂」(たかさご)

遠く離れていても、月年を経ても、変わることのない夫婦の愛の象徴ともいえる「相生の松(あいおいのまつ)」や後場の神の祝福の舞など、一貫して明るく格調高く、大変おめでたい演目です。

肥後国・阿蘇の宮の神主、友成が都見物の途中、播磨国・高砂に立ち寄り海を眺めていると、箏を手にした老人夫婦がやってきて、友成に「高砂」と「摂津国・吉住」の松をあわせた「相生の松」の謂れを語ります。そして自分たちこそ高砂と吉住の神であることを明かし、”吉住で待つ”と言い残して小舟に乗って沖に消えていきます。

友成が老人を追って吉住に着くと、月光の満ちる浜辺に吉住明神が現れ、颯爽と神舞を舞うのでした。

天下泰平、国土安寧の祝意の込められた能を代表する演目として広く親しまれている一曲。
今回は半能の形で吉住に着く後半の場面の上演です。

(約20分)

一般販売

<WEB>
9時~ 
 ・品川文化振興事業団ホームページ(発売翌日以降は24時間受付)
  「チケット購入はこちら」のボタンをクリックしてください。


<窓口>
9時~
 ・きゅりあん(JR大井町駅徒歩2分)
 ・スクエア荏原(東急目黒線 武蔵小山駅徒歩10分)
 ・メイプルセンター(JR西大井駅前)
 ・O美術館(JR大崎駅前/発売翌日以降のO美術館は10時~)

※窓口でのお支払いに、区内共通商品券がご利用いただけます。


<電話>
10時~
 ・チケットセンターCURIA
  TEL:03-5479-4140

※電話予約では座席の選択はできません

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