古典の日記念 品川能楽鑑賞会 「殺生石・女体」

公演

2015年10月30日(金)

古典の日記念 品川能楽鑑賞会 「殺生石・女体」

十四世喜多六平太記念能楽堂(喜多能楽堂)

  • 終了
  • 未就学児入場不可

2015年10月30日(金) 開場18時 / 開演18時30分

[料金]全席指定 一般 3,800円 / 学生 2,200円
[出演]葛西聖司 / 中村邦生  ほか

大崎にある喜多能楽堂で行われた本公演。
第1部は、能の鑑賞の仕方や能についてのお話を、司会の葛西氏の進行でわかりやすく解説をしていただきました。
能を鑑賞する時は、想像力を持って各々の感性で楽しんでくださいというお話が印象的でした。
第2部の殺生石は、その昔、天竺、唐、日本と三国にわたって悪事をなした妖狐が、那須野で打ち果された故事を題材とした演目です。
今回は妖狐を傾国の美女として造形する「女体」という演出での上演でした。
初めて能を鑑賞される方にもわかりやすく、見どころ溢れる内容だったと思います。
凛とした空気の中、煌びやかな衣装を身に纏った能楽師の美しい所作に観客は引き込まれました。
能舞の後ろで奏でられる地謡と和楽器の音色は、力強く、迫力を持って堂内に響き、一時、浮世を離れ神聖な世界に身を投じられる舞台。日本の伝統文化の奥深さを改めて感じられる公演でした。
品川区内にこのような由緒ある能楽堂があることを、多くの方に知っていただきたいです。

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