理事長挨拶

公益財団法人品川文化振興事業団は、品川区における自由な発想と多様な手法による文化事業の展開を目指して、1986(昭和61)年2月に財団法人として設立され、2012(平成24)年4月に公益財団法人に移行し、今日に至ります。

品川区立総合区民会館(愛称「きゅりあん」)と品川区立荏原平塚総合区民会館(愛称「スクエア荏原」)を指定管理者として運営し、様々な活動の会場として、利用いただくとともに、コンサート等公演事業を実施し、良質な鑑賞の機会の提供に努めております。

西大井駅前の「メイプルカルチャーセンター」では、多様なジャンルの講座を開催するとともに、活動発表会や作品展示会を行い、多くの皆さまに文化・芸術活動に親しんでいただいております。

大崎駅前の「O美術館」では、年に一度、品川区にゆかりのある著名な芸術家のご協力を得て、良質な芸術作品と芸術家に触れあえる企画展を開催しています。また、大井町駅前の「品川区民ギャラリー」とともに、区民の方々の作品発表や展示の場として、利用いただいております。

新型コロナウイルス感染拡大防止期間と、きゅりあん開設以来初めての大規模改修による休館が重なり、この間、ご利用者の皆さまにはご不便をおかけいたしました。令和5年10月には、きゅりあん大ホールもリニューアルオープンし、全館フル稼働となりました。事業団といたしましては、この間の社会状況の変化を受け止めつつ、さらなる事業の充実に向けて、職員一同、気持ちも新たに、事業を展開してまいります。

当事業団は、これまでも、地域で活動しておられるアーティストや団体を支援してまいりました。これからも、こうした方々と連携・協働を進め、区民の皆さまが親しめる多様な文化・芸術の機会を創出し、心の豊かさを実感していただけるまちの実現に寄与してまいります。

皆さまの一層のご理解とご支援を、心よりお願い申し上げます。

2024年4月

理事長 中川原 史恵 理事長 中川原 史恵